科の構成

[教授]2 名 [准教授] 2 名 [講師]2 名 [助教]4 名 [臨床助手]3 名

認定医・専門医・指導医の数

日本内科学会認定内科医 9 名
日本内科学会総合内科専門医 2 名
日本内科学会指導医 9 名
日本呼吸器学会専門医 9 名
日本呼吸器学会指導医 3 名
日本アレルギー学会専門医 2 名
日本アレルギー学会指導医 1 名
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医 1 名
日本がん治療認定医機構がん治療認定医 4 名
日本結核病学会結核・抗酸菌指導医 1 名

メインスタッフ

阿部 直(あべ ただし) 教授
  日本呼吸器学会専門医・指導医
  日本内科学会認定内科医・指導医

浅野 浩一郎(あさの こういちろう) 教授/呼吸器内科診療科長
  日本呼吸器学会専門医・指導医
  日本アレルギー学会専門医・指導医
  日本内科学会認定内科医・指導医
  日本がん治療認定医機構がん治療認定医

浦野 哲哉 (うらの てつや)准教授/医療機器・呼吸ケア管理センター長
  日本呼吸器学会専門医・指導医
  日本内科学会総合内科専門医・指導医
  日本結核病学会結核・抗酸菌指導医

青木 琢也 (あおき たくや)准教授
  日本呼吸器学会専門医
  日本内科学会総合内科専門医・指導医

小熊 剛(おぐま つよし)講師
  日本呼吸器学会専門医
  日本アレルギー学会専門医
  日本内科学会認定内科医・指導医

端山 直樹(はやま なおき)講師/ 9 A病棟副医長
  日本呼吸器学会専門医
  日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
  日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  日本内科学会認定内科医・指導医

診療・教育体制

呼吸器内科で診療する疾患は腫瘍、感染症、アレルギー疾患、間質性 肺疾患、慢性・急性呼吸不全、睡眠障害などきわめて多様です。当院 の呼吸器内科には2012 年に新たに6 名のスタッフが加わり、さらに 2013 年にはやる気あふれる若手医師3 名が臨床助手(後期研修医)と して加わったことで、一気に質・量とも充実し、どのような患者さんの ニーズにも高いレベルで応えられるような体制が整いました。神奈川県 央部・西部には呼吸器内科専門医が少ないため、当院へはコモンディジ ーズだけでなく難しい病態の患者さんが紹介受診されるとともに、急性 期の患者さんも数多く救急搬送されますが、どんな症例であってもスタッフ全員で総力を挙げて解決する、がモットーです。

前期研修医、臨床助手は 講師をリーダーとした4 〜 5 名のチームの一員として入院患者の診療に従事し ます。あえて疾患領域別のチーム編成にはしていないのは、肺癌しか診られない、 喘息しか診られない、といった呼吸器内科医を育成したくないからです。同時 に上級スタッフには臨床が大好きな各領域のスペシャリストが揃っているので、 直接担当している患者さんでなくても喜んでアドバイス・サポートをしてくれ ます。このように当科の教育体制は、特定のサブスペシャリティ領域の臨床に 偏りがちな大学病院と、ジェネラルに診られるけれども上級スタッフの専門性 が限られる市中病院の研修制度のそれぞれの欠点を補うハイブリッドシステム になっています。

研究体制

臨床医にとっては目の前の患者さんの状態を良くすることが大切 で、研究は必ずしも最優先ではありません。しかし、臨床において「な ぜ?」と疑問に思う気持ちをなくしてしまえば、そこで臨床医とし ての進歩も止まってしまいます。疑問を持ち、それに対して仮説を たて、それを検証し、その結果を適切に解釈し、そしてそれを第三 者にも納得してもらえる形で発表することは、研究者でない臨床医 にとっても重要な責務です。診療ガイドラインを勉強することは当 然のことですが、それよりもそのガイドラインの元になるエビデン スを作る側になりましょう。

呼吸器内科は伝統の睡眠医学研究に加え、免疫・アレルギー領域では臨床 系雑誌の最高峰であるNew England Journal of Medicine 誌や免疫学の トップジャーナルであるJournal of Immunology 誌に論文を執筆したスタ ッフが複数加わり、研究体制も整ってきました。今年度からは厚生労働省の 補助を受け、アレルギー性呼吸器疾患に関する全国調査も始めます。まだま だ発展途上ですが、やる気のある若い人が加われば、数年のうちに日本にお けるこの領域のトップクラスに入ることも難しいことではありません。さら に当院で特に症例数が多い間質性肺疾患についても、基礎研究と臨床研究の 両面からの取り組みを予定しています。
 肺癌領域についても今後さらにスタッフを充実させる予定ですので、癌プ ロフェッショナル養成コースなどを利用してがん薬物療法専門医を取得する ことが可能です。また、がん患者さんに優しい治療の開発にも取り組んでい ます。臨床腫瘍学に興味が有る方もぜひご連絡下さい。

将来展望

呼吸器内科医は救急医などに次いで、需要に比して供給が少ない専門医の第3 位です。これには高齢化にともない肺癌、肺炎、 COPDなどの呼吸器疾患で亡くなる患者さん(それぞれ死因の第1 位、4 位、10 位)の数が増えていることに加え、全国 で呼吸器内科学教室がない医学部が25%もあるということが大きく影響しています。神奈川県も例外ではなく、東海大学医 学部付属病院の位置する県央・県西部は特に呼吸器内科医が不足しています。それだけにこれからも良い呼吸器内科医が求め られる状況は続いていくと思われます。

さらにこの数年で大きく変わってきたことの一つが在宅医 療における呼吸器内科医の重要性です。従来、呼吸器内科医 は病院勤務が主体で、アレルギーや睡眠医療などの分野を例 外として、開業医にはどちらかといえば向かないスペシャリ ティと考えられていました。しかし、国民医療費の高騰に伴 い厚生労働省が在宅医療促進に大きく舵をとり、これからの 開業医は自宅での看取りも含めた在宅医療に積極的に関わら なければ生き残ることは難しいかもしれません。その場合に、 在宅高齢者で最も多い問題である肺炎などの感染症、がんに 対する緩和医療、そして呼吸管理を含めた終末期医療ができ る呼吸器内科医が果たす役割は必ずや大きくなります。

もう一つ強調しておきたいことに、呼吸器内科における女性医師の役割 があります。呼吸器内科は確かに重症の患者さんを診ることも多く、決し て楽な診療科ではありません。しかし、女性呼吸器内科医師も確実に増え てきています。実際に当科にも分院を含めて現在4名の女性スタッフが在 籍しています。結婚・出産という時期にはフルタイムで働くことが難しく なるかもしれませんが、アレルギーや睡眠医療、禁煙指導など外来主体の 診療主体に携わることも可能ですし、緩和医療を含めた肺癌治療において 女性医師が果たす役割の大切さはこれから確実に認識されてくると思いま す。限られた時間しか勤務できなくても、その時間はベストを尽くして患 者さんの診療にあたってくれる気持ちがあれば、必ず評価されるはずです。

東海大学医学部内科学系呼吸器内科には、患者さんのためにベストを尽くし、そして共に働く仲間が困っていたら自ら率先 してサポートしようという気概を持ったスタッフが揃っています。これからさらに高いレベルの呼吸器内科医療を提供できる ようになることを目指していますので、同じ志を持つ若い人たちがどんどん加わってくれることを願っています。

若手医師からのメッセージ

私は弘前大学を卒業後、市中病院で研修を行い、東海大学医学部呼吸器 内科に入局しました。東海大学のある神奈川県西部はまだまだ呼吸器内科 が少なく、大学病院とはいっても地域の医療に密着しているのでcommon disease を含め症例が非常に豊富です。大学病院研修にありがちな「臨床力 が落ちるのでは?」という心配は全く要りません。普段は、各チームで入院 患者診療にあたりますが、週2 回のカンファレンスで科全体の患者の方針 を確認します。うちの医局の最大の利点は、たとえ若手であっても自分の意 見を気兼ねなく主張でき、常に上級医から良好なフィードバックが受けられ るところにあると思います。また、症例報告、臨床研究にも積極的に取り組 んでおり、学会発表の件数も増えてきています。休日、長期休暇などは交代 でとるようにしており、プライベートの時間も確保されています。
私たちは、新体制が始まったばかりの、まだ若いこれからの医局です。もし、 興味のある方は気軽にご連絡ください。お待ちしております。

(滝口 寛人、助教)

私は、信州大学を卒業後、初期臨床研修を東海大学で行い、呼吸器内科に 入局しました。
 初期研修が終わりに近づき、進路にとても悩みました。どの科も大変勉強 になり、とても面白かったからです。呼吸器内科を研修中に、肺癌、喘息、 COPD、間質性肺炎、気管支拡張症、肺炎など、様々な疾患を経験すること ができました。元気に帰られた方もいれば、亡くなられた方もいました。こ れほど急性期から終末期医療まで疾患の幅が広い科は他にないと思います。 大変ですが、とてもやりがいがあります。10 年後の自分の姿を想像してみ ると、やはり大変ですが、それでも楽しく呼吸器内科医をしていると思いま す。東海大学呼吸器内科で一緒に、将来の呼吸器内科医を目指しましょう。

(田中 淳、臨床助手)

後期研修医(臨床助手)募集中

平成26年度後期研修医(卒後3年目以降)を募集中です。
臨床助手/大学院コースも募集中です。

お気軽にご連絡下さい。
連絡先 東海大学医学部呼吸器内科 浅野 浩一郎
E-mail:ko-asano@tokai-u.jp

東海大学医学部内科学系
TEL 0463-93-1121(代)
FAX 0463-93-723143
zu@is.icc.u-tokai.ac.jp
〒259-1193
神奈川県伊勢原市下槽屋143